持ヶ峠のカゴノキ
場所 岩国市 小瀬 
種類 カゴノキ
樹齢  
大きさ 高さ;17m 目通;4.7m 根元;
県内トップクラスのカゴノキが消えつつある。
非常に閉鎖的な土地柄の集落に、この巨木がある。
山口県にありながら、広島県からのほうが迷わず行ける。
山口県と広島県の県境である弥栄ダムはダム自体が道になっている。
国道186号線を大竹方面からやってきて、ダム直前のトンネルを抜けて三叉路を左折。
ダム道を通り右折。(右折しかできない。)
あとは道なりに行くと、持ヶ峠へ出られる。

地区の中央付近に小学校跡があり、現在は持ヶ峠地域ふれあいの場として使われている。
ここの広場に駐車できる。
ここをさらに進むと、右に鋭角に登っていける小さな道がある。
この道を登りきったところに民家があり、その裏手に、緑のドームが聳え立っている。

生憎、誰もいらっしゃらなかったので、不法侵入に近い行為で裏山に登った。
竹やぶに阻まれながら無理やり突き進み目的を達した。
(後で、畑仕事に来られた方と話ができた。わざわざ辿り着きつらい方からアプローチしていたようだ。)
しかしながら、苦労が吹っ飛ぶ存在だ。
萩市大井にある個体に負けないと思う。
2mぐらいのところで3分岐しており、樹形の広がりはここから来ている。
カゴノキ特有の樹皮も綺麗にでており、古木ながら、樹勢は旺盛だ。

以前、目先の金目的の巨木ブローカーがこの木を切らせてほしいと依頼があったようだ。
持ち主が断ったようだが、四国地方の天然記念物の人為的な枯死など、鬼畜な生物がはびこっているようだ。

いっそのこと、天然記念物指定を行い、この地区の活性にも一役かってもらう存在にならないかとも思う。
住んでもいない者の我がままだろうか。
(2014.11.24撮影)


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