明神の藪
周南市指定天然記念物

徳山百樹
場所 周南市 大字大向嶽916 
種類 イロハモミジ
樹齢  
大きさ 高さ;  m  目通;   m 根元;   m
消え行く郷。
周南市の大向と言う地区に、明神の藪という場所がある。
巨木好きにとっては有名な場所で、徳山市の選定した徳山百樹にも4種の木が載っている。
登山までとは行かないが、多少山中を歩くということで、散策順位を後回しにしていた。

そんな中、4種の樹木にイロハモミジの大木があり、時期的にも良いかと思い訪れた。
国道315号線の向道湖の北端にある橋を渡り直ぐに左折。
消えかけてはいるが案内板も出ている。
左折して狭いながらもメイン道路と思われる道を行くと、駐車スペースへたどり着く。
横着をして、さらに細い道を進むと200mも進まず行き止まりとなる。
そこに案内板があり、明神の藪まで1,000mの案内が。
歩き始めると廃墟があり、すぐに行き止まりとなっていた・・・。

辺りをうろちょろしていたら、もう一件の生きている家からおじいさんが出てきた。
市の指定になっているものの、道そのものが個人のものであり、
管理も個人にまかされており、過疎が進み誰も管理できていない状態のようだった。
途中に崩落している場所もあり、市が危険と判断して通行止めにしたらしい。

抜ける道があるようで、教えてもらいトライした。
言うほど危険な場所はなく、注意しながらだと問題なく歩けた。

1kmとあったが、極端なアップダウンは最初のみで、ほとんど苦も無くたどり着けた。
しかしながら、到着後が問題だ。
藪と言うからはそれなりに覚悟していたが、手が入らず荒れすぎていた。
一番の楽しみにしていたカツラの大木は結局見つけられなかった。

滝までとはいかないが、落差のある渓谷もあり散策をしようと思ったが、
辺りに生えている低木が刺々しい種類ばかりで、断念した。
植林は入っているように見えたが、市の指定エリアそのものは放置されている状態だった。

消え行く里山に思えて悲しくなった。
(2014.11.16撮影)

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